『あじさい』
置き去りのままの時間を
季節がまたいでゆく
心地よさを浴びてみたり
忙しなさで隠してみたり
美しいふりをする
怒ったような顔をしているあの子は
あじさいが好きだった
何度も通り過ぎていく
時の流れに、取り残されても
知らないふりをして
小さく潜んで
笑顔に隠れて
うまくやっているようで
心強張らせて
小さな自分が
傷つきたくないと
怯えている
あー
変わりたい変われないばかりを繰り返して
どこまでも深くなる想いは誰のため?
あー
愛せない愛したいばかりを繰り返して
どこまでも生きている、生きてゆく
この胸をぎゅっとさせながら
なにに苦しんでいるの?
静けさがこわいのは
消しきれない痛みが
まだここにあるよと、
教えて
逃げ場のない
陽射しに焦がされている
今あるしあわせが
誰かの深い愛が
こわくなるのは
小さな自分が
置いていかないでと
一人になるのを
怖がってる
あー
変わりたい変われないばかりを繰り返して
どこまでも深くなる想いは誰のため?
あー
愛せない愛したいばかりを繰り返して
どこまでも生きている、生きてゆく
この胸をぎゅっとさせながら
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