『缶コーヒー』
どうでもいいけど
笑っておくれよ
ぼくにはわからないことだ
どこにいこうとも
かまわないんだよ
きみが誰かと生きていようとも
おしえておくれよ
きみのきもちを
ぼくにはどうにもできないことだよ
叶わないまま
笑い合えるなら
今夜、きみの手をにぎって夜道を歩こう
意味などないのさ
夜に咲く花は
あの橋の向こうを見つめて
きらきらとひかる
幻なんだと
傷つかないで
ただ愛しいのさ
なにかにつけて
きみの言葉を
思い出す
缶コーヒー片手に
きみを
思い出す
おしえておくれよ
きみのきもちを
ほんとはぼくにはどうでもいいのさ
内緒にしたまま
笑い合えるなら
今夜、きみの手をにぎって夜道を歩こう
笑っておくれよ
悩んでないでさ
考えていても
それは、しかたないことだよ
まだまだぼくら
笑い合えるなら
このまま朝陽をむかえにいこうよ
今夜、きみの手をにぎって夜道を歩こう
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