『あかね空』
置いてけぼりの影を
振り返って
言い訳ばかりがうかぶ足元
胸がきしんでも
通りすぎたら
一瞬のことだ
憧れの場所には
ほど遠い
夢みた景色は
オレンジに染まる
歩みを進めて
後ろ髪ひかれても
前だけを向いてゆけ
あかね空に
ゆれる蜃気楼
胸焦がしたままで
笑い合う日々
いつまでもつづけ
きみのままでゆけ
隠れていたいこの胸のうちを
誰にも触れられたくはなくて
静かに時が流れることを
ただ、じっと待っている
夜を越えて
朝を迎えてを繰り返し
街に広がる夕陽が
明日へと連れてゆく
あかね空に
ゆれる蜃気楼
胸焦がしたままで
笑い合う日々
いつまでもつづけ
きみのままでゆけ
泣き出した空に
きみを重ねて
両手をひろげて
大丈夫、きみが
選んだ路をゆけ
どこまでもゆけるさ
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